49歳で会社を早期退職。働くのは3時間の隠居生活を過ごしてます。

『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んでみた【久々に超おもしろい本でした】

  
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『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んでみた【久々に超おもしろい...

今日のテーマは『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』を読んでみた、です。
結論というかお伝えしたいことは、久々に超おもしろい本でした。

久々に超おもしろい本

ふだん、本は読んでますか?働いてる人は、長きにわたり、どんどん本を読まなくなってるそうです。なぜ読めなくなるのか?そんな疑問に答えたタイトルの本です。
↓↓↓

なぜ働いていると本が読めなくなるのか (集英社新書)
『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』

※現在、ベストセラーです。

実際の中身は”読書の時代史”

ただ、実際の中身は”読書の時代史”といった感じでした。でも、そこがわたしにとっては逆におもしろかったです。

どんなことが書いてあるかというと、例えば、1980年創刊の大人気雑誌『BIGtomorrow』って知ってますか?(覚えていますか?)

これ、時代の節目となった読み物だそうです。なんでかというと、実用にふりきってます。それまでは本といったら教養をつけるもの、という側面がありました。

しかしながらこの雑誌は、以下の2つを軸にハウツーが満載でした。

(1)職場の処世術
(2)女性にモテる術
※実は、わたしも愛読してました(若干、黒歴史です)。

これ以降、本は教養をつけるものから情報を得るものへと変化したという分析がなされてます。

それから、例えば、2004年発刊のベストセラー本『電車男』って知ってますか?(覚えていますか?)

電車男

これも、時代の節目となった読み物だそうです。なんでかというとネットでのやりとりを書籍化されてます。ご存じかもしれませんが元ネタはインターネットの”2ちゃんねる”です。

これ以降、本は情報を得るものの立場をネットにゆずったという分析がなされてます。

作者の最後の主張は

そんなトピックがたくさん書いてあります。これまでにない新しい分析の切り口で、とてもおもしろかったです。

ちなみに、作者の最後の主張は”仕事や家事にフルコミットせずに読書の時間をもちませんか”です。そんな生活スタイルをもつ人が増えることを願って書いた、という結びでした。

ということで、ここのテーマでのお話は以上です。
それでは。お付き合いいただき、ありがとうございました。

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