「そんな人生もあるわな」
ここでのテーマは「そんな人生もあるわな」です。
結論というかお伝えしたいことは、サラリーマンたるもの、です。
いま、山崎豊子さん原作のドラマ『沈まぬ太陽』を見てます。
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※古いドラマです。
サラリーマンの悲哀を描き、同期入社の2人の明暗を軸に展開します。
1人(渡部篤郎)は、会社に忠誠し不祥事を隠ぺいしてでも世論の印象が悪くならないようにがんばるタイプ
1人(上川隆也)は会社よりも社会正義を重視し組合活動などで、労働条件の改善をがんばるタイプ
※後者が主人公で、出世するのは前者です。
わたしは会社を辞めて会社の出世の力学を改めて俯瞰することがあります。
個人の能力は、そうそう大差がつくものでもないです。
そうすると、上司に忠誠する人の方が引き上げてもらいやすいです。
それは人情ともいえます。
思い出したのは、わたしも会社員時代、一度だけ「腹心にならないか」と声をかけてもらったことがあります。分かりやすく言うと、”派閥に入らないか”という意味です。
でも、なんだか、しばられそうで断ったところ、返す言葉で「そんな人生もあるわな」と叱責されました。せっかく声をかけてくれたのに不義理なことをしたように振り返ります。
さらに思い出したのは、もっと若い頃、当時の部署の部長が新車を買ったときの話です。
いつも冷静沈着な部長が興奮されていて「今度の車はアンテナが自動で伸びる。見とけ」。
そして、運転席に乗り込み、ボタンをぽちっと。
ギュイーンと伸びてきたのをみて、課長たちは「すごいですね!」と拍手。
わたしは、傍ら(かたわら)にいて、サラリーマンは大変だ、と冷ややかに見てました。
でも、そんなときに拍手できるかどうかが分かれ目なのだと思います。
ひるがえって、今の会社ってどうなんでしょうね。
昨今、会社の”居場所感”が急激になくなっているとも聞きます。
なので、前時代的な感じもしますが、ただ、これからはますます、不景気になります。
ますます、リストラが進展するので、もし、会社に居続けるのであれば、上司の人情に答えることが、サラリーマンの処世術として、より大事になってくるようにも思います。
ということで、ここのテーマでのお話は以上です。
P.S.
山崎豊子さんは有名どころでは原作に『白い巨塔』があります。
社会派小説で、長編ものが多くはまります。
わたしもたくさん読みました。
おすすめは、これも有名ですが『大地の子』。
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歴史に翻弄される系です。
壮大なスケールで描く、という表現がぴったり。
秋の夜長、読書してみてはいかがでしょうか。
それでは。お付き合いいただき、ありがとうございました。
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