49歳で会社を早期退職。働くのは3時間の隠居生活を過ごしてます。

「ギャルソン」古着転売事件を考える。何がダメだった?

  
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「ギャルソン」古着転売事件を考える。何がダメだった?

ここでのテーマは、「ギャルソン」古着転売事件を考える。何がダメだった?です。
結論というかお伝えしたいことは、継続的に転売していたのに古物の免許不所持がダメだった、です。

 

 

先月の、コムデギャルソンの社員の古着転売事件についてです。

男は古着屋に勤務経験があり、ネットに出品されたギャルソンなどの古着の中から高値で売れそうなものを「目利き」していたという。警視庁は、男が2017年1月以降、計452点を転売して約216万円の利益を上げたとみて解明を進める

<出典:朝日新聞>

結構、世間を賑わしましたね。

ただ、冷静に、216万円って、すごい金額のようですが、3年5か月の期間なので、月利平均だと5万円強。ぜんぜん大したことなくて(朝日新聞も、数字のマジックを使ってます)、いずれにしても、その程度で、書類送検は、わりにあわないですね。

改めて、何がダメだったかというと、継続的に転売していたのに古物の免許不所持だったこと。
ただ世間的には「フリマで売っていただけじゃない。何がダメなの。意味が分からん」の感想が多いみたいで、例えばこの記事(「フリマアプリで買った服を売ると逮捕されることが判明」)が代弁してました。

 

わたしも、よく「古物商の免許って必要ですか?」って質問を受けます。そんなとき、わたしは目先を変えて「Amazonが、免許不所持でアカウント停止にした事例が出たので必要です」とお答えしています。つまり、せどらーが、最も気にしないといけないのは警察よりもAmazonという意味もこめてですが、くわしくは下記の内容になります。
↓↓↓

そして、重ねての「いつまでに必要ですか?」という質問にはやはり「継続的に転売(せどり)しているとみなされる状況になるまで」とお答えしています。※いずれにしても、古物の免許を取るのは全然難しくないので早めにとっておくのがよいですよ。

 

ということで、ここのテーマでのお話は以上です。

P.S.

余談ながら、今回の事件に関連して、いちばん聞かれるのは違う質問で「ヤフオク・メルカリ仕入れは古物営業法的に大丈夫?」です。ご質問いただいた方には個別にお返事をしていますが、これは慎重な対応が求められます。

またブログ記事になりますが、くわしくは、こちらに書いています。
ご興味あればご覧になってみてください。
↓↓↓

 

ただ、一方で、警察などのお役所は社会的な事件には何らかの対策を講じるものですので、今回の件がひとつの機会になり、情勢が変わるかもしれないです。そのあたりはウォッチしておかないとです。

 

それでは。お付き合いいただき、ありがとうございました。