『0円転売』ってどうなの?
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『0円転売』ってどうなの?
ここでのテーマは『0円転売』ってどうなの?です。
結論というかお伝えしたいことは、少なくとも長続きするモデルではない、です。
『0円転売』って知ってますか?せどりの手法も毎年、流行り廃りがありますが、2019年の流行りらしいです。仕組みは、アマゾンで商品を購入しレビューしてあげることで購入金額がキャッシュバックされるというもの。この時点で、実質、0円で商品を購入(仕入れ)していることになります。あとは、メルカリなどで売れば、丸々利益が残る、と。シンプルです。
背景には、アマゾンはレビューがつくことで売れ行きがよくなるということがあり、売れない独自商品をもっている出品者にすれば、キャッシュバックしても元がとれる、というわけです。
いろいろ考えますねー・笑
でも、これ、明確なアマゾンの規約違反です。ガイドラインに下記に該当するレビューは禁止と明記してあります。
対価(無料または割引商品)と引き換えることを条件に投稿を依頼する、または投稿することを条件に、対価(無料または割引商品)を受け取ることを要求する。
グレーだ、グレーすれすれだ、という人もいるようですが、いやいや、これは、黒ですね。
さらには、NHKで採り上げられるなど、社会的認知も広がってます。外堀が埋まってきている感があり、少なくとも、長続きするモデルではない、と見ます。
ということで、ここのテーマでのお話は以上です。
P.S.
他にも、掘り下げるといろいろと気づくことがあります。そもそもの開始はSNSのコミュニティでレビューを求める出品者と知り合うことらしいですが、
疑問1:利益が出る商品が仕入れられるのか?
→実際、前提として、購入するのは現状売れていない商品なのでメルカリ等で売っても売れない可能性があります。
疑問2:レビューする時間と労力に見合う利益が出るのか?
→いかに仕入れは0円でも、レビューを書き込む時間と労力がありますので見合うのか?です。それに、やればやるほど労働集約型になっていきます。
それで、そもそも、この手のもの、何だったらやってよくて、何だったらやってはいけないのか、ここの拠りどころを持っておかないと、です。わたしの拠りどころは「お客さんのためになるかどうか」です。今回の件は、お客さんが嘘の情報を信じて購入するという明らかに、お客さんのためにならない場面が生じます。あと、よくある件は、例えば、発売直後のゲーム機を買い占めて、高く売る、というもの。本来の欲しいお客さんが正当な価格で買える機会を損失させてます。
拠りどころがブレブレになっていると、なし崩しに、いつの間にか犯罪に手を染めていた、みたいなことにもなりかねないです。その点で、わたしのお薦めの書はこちらです。名著ですよ。ご興味あれば、ご一読してみてください。
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それでは。お付き合いいただき、ありがとうございました。