49歳で会社を早期退職。働くのは3時間の隠居生活を過ごしてます。

50代の今だから知れること【恩返しのフェーズ】

  
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50代の今だから知れること【恩返しのフェーズ】

ここでのテーマは、50代の今だから知れることです。
結論というかお伝えしたいことは、恩返しのフェーズです。

 

先日、エモい文章を読みました

先日、エモい文章を読みました。それは、角田光代さんの短編小説の一節。作中のシーンから説明すると、主人公の老いた母親が実家を取り壊し、アパートに移ることになります。

それで、主人公が荷物整理のなかで母親がつけてきた往年の家計簿を見つけます。そこには、イベントごとがあるたびに、ちょっとしたメモが添えてありました。

アパートのイラスト(建物)

それで、弟が生まれる前、妊娠がわかったときのメモに胸を打たれます。そんなシーンです。
↓↓↓


貧しい生活の中でも、新しい命を素直に喜ぶ若い頃の母親を想起します。※出典は『ゆうべの食卓』(角田光代 著)。232ページ目からの引用です。

 

50代の今だから知れること

ここからは、わたしが考えたこと。わたしの母親も、作中の主人公の母親のように、若い頃は、いつもお金(生活費)の不安を抱えてたに違いないです。

ただ、そんなことはおくびにも出さず、少なくとも、子どものわたしは、聞いたことがありませんでした。

ただ、節約には、励んでました。亡き父親も、車がすごく好きでありながら、どうしても収入が足りず、初めて、自分の車を手に入れたのは50代。それまでは、数キロ先の会社まで自転車通勤でした。

しかも、父親は身体障害者で義足。右脚だけで、自転車をこいで、ときには、わたしを後ろにのせて坂道をのぼってました。その大変さ足るや、いかほどなのか。今でこそ、想像できます。

2人乗りするお父さんと子供達のイラスト

わたしは目下、同じ50代で、今、自転車通勤って、体力的に死にます。ただ、父親は、そんなことを言えない境遇にあったことだけは確かです。

だらだらと書きそうなので、締めくくりますと、要は、今は、残った母親への恩返しのフェーズですね。日常の中で、忘れそうなので書き留めてみました。

 

最近の母親の認知症の症状

ちなみに、母親の最近の認知症の症状としては、大事なものを無くすことが増えてきました。先日も、何十年も使ってきた大事な赤いマフラーを無くしたことを何度も悔やんでました。

それと、わたし的に困ったのは、マイナンバーカードと保険証を一度に無くしたこと。しかたないので、保険証だけ再発行し、わたしが管理することに切り替えました。そんな日常です。

マフラーのイラスト

 

ということで、ここのテーマでのお話は以上です。
それでは。お付き合いいただき、ありがとうございました。

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