「やってみたらいいじゃん」の罠【筋の良さが大事】
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「やってみたらいいじゃん」の罠【筋の良さが大事】
ここでのテーマは「やってみたらいいじゃん」の罠です。
結論というかお伝えしたいことは、そう言って、フルボッコです。
わたしはこちらの番組を毎回みてますが、直近の回、これまでで、いちばん面白かったです。
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MCである、平成ノブシコブシの吉村さんがひたすらフルボッコされる回でした。
というのも、先週の2月26日(金)から吉村さんがオンラインサロン(『御馬鹿会議』月額1000円)を始められたということで、ゲストの有識者に、どう進めていけばよいのか、指南してほしい、というのが発端。
そして、フルボッコ。
吉村さんのたぐいまれな無策ぶりに対し、有識者のすごく”芯を食った”ダメ出しで滅多に見られないものを見た感がありました。
※念のため、誹謗中傷ではないです、すごく親身なダメ出しでした。
ただ、これには「やってみたらいいじゃん」の罠があると思っていて、よく「考えるより行動せよ」と言われますね。
でも、実際は筋が良くないと結実しないです。
そして、ここでいう、筋が良くないというのは問題の立て方。
一般化すると「ビジネスとはお客さんの問題解決である」と言われますが、でも、今や、お客さんの問題というのは目に見えなくなってます。
なぜなら、よく言われることでいえば、今や、昔の高度経済成長期のように欲しいものが欠乏していて、それを埋めるのがビジネスという図式でなくなったから。そんな時代ではなくなったから。
一方で、せどりはどうかというと、せどりの問題は、変わらず、以下の2つしかないです。
1.仕入れられない
2.売れない
問題の特定が難しくなくて、そして、解決の筋道も全然難しくないです。
解決の筋道とは、1は、仕入れリストの質と量、もしくは仕入れスキルが足りていないため。
2は、売れる商品を、売れる値段で出品していないため。
あとは、これらを分解していけばよいだけです。
それより、根本をたどり、なぜ難しくないかというと、お客さんの問題(ニーズ)を特定するプロセスがせどりにはないから、です。
本来、売れる商品をつくるのが難しいのですが、せどりでは、自分でつくらなくてよくて、すでに、Amazonが集めている膨大な商品から選別していけばよいです。
Amazonという、すでにある売買の場所で店を出している恩恵を得られてます。
そんな構図です。
なので、余談ですが、OEM商品を自分で開発し、Amazonに出品するとなると途端に難易度があがります。
「ライバル不在で独占できますよ」という惹句がありますが、その背後にある難しさとセットになってることを踏まえておかないと、決してうまくいかないです。
ということで、ここのテーマでのお話は以上です。
P.S.
Amazonの売り場のコンセプトは「ここに来ると見つからないものがない」です。
モデルとしては、多品種小ロットのロングテール販売。
が、同時に、Amazonは、”売れる商品を探して売り場に置く”ことにも、相当、力を入れていると、最近の記事で読みました。
当たり前と言えば当たり前ですが、Amazonも、相当、商品リサーチをしてて、せどらーは、その恩恵を受けているという側面もあることになります。
それでは。お付き合いいただき、ありがとうございました。