『東京貧困女子』を読んでみた
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『東京貧困女子』を読んでみた
ここでのテーマは、貧困から抜け出すには、です。
結論というかお伝えしたいことは、雇われないで得られる収入源をつくるしかない、です。
先日、2019年ノンフィクション大賞が発表されていましたが、わたしはノミネート作品の中で目を引いた『東京貧困女子。―彼女たちはなぜ躓いたのか』読んでみました。
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綿密な取材をもとに女性の転落人生の実例を収録した、まさにこれぞノンフィクションという内容で、約300ページの分厚い本です。それで、印象的だったのは登場する人が、皆、一様に真面目なこと。取材に対し、
・真面目に働いていればいつかいいことある
・収入を増やすために資格の勉強をしている
と多くの人が答えてましたが、でも、残念ながら、世の中の仕組みがわかれば、それらは良い方向に向かわないことがわかります。感じたのは、貧困から抜け出すには雇われないで得られる収入源をつくる方向で努力するしか無いこと。
いくら貯金があっても、もともと裕福な家庭でも、たとえ高学歴でも、10年単位、20年単位で見れば、同じ境遇にいられるとは限らないのがしみじみと分かる事例ばかりでした。
それで、抜け出す手段として、やはり、せどりは優秀で、なぜなら、経験・スキル・資金・信用の4つが無くても始められるからです。もっと、根本の話としては、せどりでなくてもいいので、今を乗り切るのではなく、将来の資産を増やす方向で、今、手元にあるお金や自分の時間や労力を使わないといけないです。
とても迫力のある事例ばかりでしたので、改めて強く思いました。ご興味を感じられたら、ぜひご一読してみてください。
ということで、ここのテーマでのお話は以上です。
P.S.
本を読んで、わたしも転落するきっかけがあったことを知りました。それは介護離職。わたしが会社を辞めた直接の理由でしたが、介護のために離職し、収入がとまり、貯金も使い果たした事例も紹介されてました。「なんとかなると思っていた」が「なんともならなかった」と。繰り返しですが、わたしは、せどりと出会ったのが千載一遇のことでした。
P.P.S.
あと、これも本の中で紹介されてましたが、非正規公務員って知ってますか?わたしは初めて知りました。公務員って安定収入のイメージですが、そのイメージに隠れて、最低賃金で働く大多数の「公務員」のこと。最近、こちらの記事など、メディアの露出が増えていて、じわじわと、社会問題化している感じがしますね。
それでは。お付き合いいただき、ありがとうございました。