一転、楽天の出店者がまたエライことに
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一転、楽天の出店者がまたエライことに
ここでのテーマは、一転、楽天の出店者がまたエライことに、です。
結論というかお伝えしたいことは、生半可な気持ちで楽天に出店してはならないとつくづく思った、です。
以前に、こちら、歴史的なニュースと紹介しましたが、かいつまんでいえば、楽天から出店者への「商品の一律送料無料化にあたり、費用は出店者が負担してね」という通達に対し、公正取引員会が独占禁止法の優越的地位の濫用にあたるものと判断し、楽天に対する緊急停止命令を東京地裁に要請したもの。プラットフォーム側(楽天)が負けたのが、わたしは、歴史的と感じました。
ところが、先日、こちらのニュース。かいつまんでいえば、楽天の「一律の送料無料化は見送り、導入可能な店舗だけにする」という方針転換で、緊急停止命令の要請は取り下げられ、そして、楽天は送料無料化を導入しない店舗に対し、あからさまな不利益が出るようにしているというもの。出店者を別の角度から追い込んでいて、プラットフォーム側(楽天)の逆転勝利の様相ですね。
結局、プラットフォーム側(楽天)には、どうやっても勝てないことが印象付けられ、わたしとしては、生半可な気持ちで楽天に出店してはならないとつくづく思った機会になりました。例えば、相当な利益率や資金力をもっていないと、企業体力のない零細事業者では時折、起こる、今回のような楽天からの強権発動で、とたんに立ち行かなくなるリスクが大きいことを思いました。
ということで、ここのテーマでのお話は以上です。
P.S.
そもそも、楽天としても出店者の反発は良いことではないはず。なぜなら、ネガティブな世論が形成されたり、その間の、販売機会が損失したりということが生じるので。その点、Amazonは非常に立ち回りがうまくて、出品者の反発が顕在化しないですね。実は、Amazonの出品者も真綿で首が絞められているかもしれませんが、それに、気づかせない周到さが垣間見えます。
楽天に比べると、出品者への対応面でもAmazonの方が、だいぶ上手(うわて)な感じがします。
それでは。お付き合いいただき、ありがとうございました。
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