50代でも人生の方向が定まらない?【角田光代さんの新作を読んでみた】
\ この記事を共有 /
50代でも人生の方向が定まらない?【角田光代さんの新作を読んでみた】
ここでのテーマは、50代でも人生の方向が定まらない?です。
結論というかお伝えしたいことは、角田光代さんの新作を読んでみた、です。
角田光代さんは、わたしの好きな作家のひとりです。全作読んでます。新作出たら読んでます。それで、先月、発刊されたのがこちら。
↓↓↓
『タラント』
主人公たちが大学生の頃の話が長く出てきます。人生の方向が定まらず、無目的に見聞を広めていた頃。ネパールで、現地の子供たちのために、学校をつくるNGO活動に参加する。そこで、葛藤や矛盾に直面しながら、糧にして、ジャーナリストやカメラマンになる方向を見つけます。
角田さんは穏やかで優しい文体です。でも、価値観がゆるがされます。
実は、人は何歳になっても、人生の方向は定まっていないのかもしれない。単調な日常を繰り返してると気づかなくなってるけど、そんなことを思いました。長編なので、しばらく読んでられます。おすすめです。
ということで、ここのテーマでのお話は以上です。
P.S.
わたしも20代の頃、ネパールに行ったことがあります。それまでは欧米やアフリカばかり旅してましたので、日本人に似た顔つきのモンゴリアンの人がいるだけで、安心感があったことをよく覚えています。
空港で知り合ったネパール人の方の家に訪問させてもらい、家族を紹介されたとき、昔の日本を感じ、初めて会った人たちなのになんとも懐かしかったのを覚えてます。
でも、ネパールは自然災害のせいで宿命的に貧乏国。でも、貧乏でもそれまでに旅したどの国の人よりも優しかったです。
そのとき聞いた話で、インド人の富裕層がネパール人のことをいじめるけど、そのことも、ネパール人同士で助け合う優しい文化形成になってる、とのことでした。
それでは。お付き合いいただき、ありがとうございました。
ご案内 『50代から始めるせどり隠居マニュアル』(NEW!2022年版です)
ご案内 せどり塾「松尾塾」【50代向けです】