父親が末期がん-介護で大手企業を退職-現役56歳在宅転売で年商3,000万円-隠居生活
わたしの取材動画が公開されました。ぜひご覧ください。
以下は、取材動画の文字起こしです。※フル尺分です。
インタビュアー:
こんにちは。松尾さんでいらっしゃいますか。
松尾:
はい。よろしくお願いします。
インタビュアー:
まず自己紹介をお願いします。
松尾:
はい、松尾と申します。今、福岡県在住で、久留米市っていう福岡市から南に40キロぐらい行ったところに家があって、そちらで親と一緒に暮らしてるっていう感じです。
松尾:
あとは、せどり自体で言えば、今もせどりのプレイヤーで、月商でいうと250万から300万の間ですね。それと、せどり塾をやってまして、今塾生が54名ぐらいですね。塾長をやっています。
インタビュアー:
せどりをやりながら、教えてもいらっしゃるということですね。ちなみにそれは今、現状として専業でされてるんですか?それとも副業で?
松尾:
もうだいぶ前に会社辞めたので、専業でやってます。
インタビュアー:
専業でやってらっしゃるんですね。辞められたのっていつくらいですか?
松尾:
2016年の3月です。
インタビュアー:
じゃあかなり前ですね。
松尾:
そうですね。6年前ぐらいでしょうか。
インタビュアー:
なるほどですね。ちなみに前職って何をされてたんですか?
松尾:
前職は教育関係の会社で、ベネッセっていう進研ゼミの会社ですね。
インタビュアー:
知ってます。
松尾:
まあまあ知名度あるみたいですね(笑)。
松尾:
はい、そちらに26年勤めてました。
インタビュアー:
かなり長い間、勤められたんですね。
松尾:
はい。
会社を辞めたきっかけと今やってるせどり
インタビュアー:
なにか辞められるきっかけとかってあったのですか?
松尾:
49歳で辞めたんですけど、辞めたきっかけは、親の介護ですかね。父親が末期がんになって寝たきりになっちゃったんです。
松尾:
それで、わたしはその時、東京にいて、全然親の世話してなかったので、一大決心でやめて、福岡の方に帰って来ようと計画したっていう経緯ですね。
インタビュアー:
じゃあ、そのタイミングで、もう専業になられた?
松尾:
そうです。そのタイミングで。
インタビュアー:
ちなみに、今、月商が250万から300万ということですけど、どういうせどりをされていらっしゃるんですか?
松尾:
100%電脳せどりっていう、まあ、在宅で完結するものですね。
インタビュアー:
電脳というとネットでということですか?
松尾:
そうです、そうです。
インタビュアー:
ああ、なるほど。店舗に行く店舗せどりとは違って。
松尾:
ネットです。ヤフオクで仕入れています。
インタビュアー:
仕入れたものはどちらで販売しているのですか?
松尾:
アマゾンで販売してます。
インタビュアー:
ヤフオクで仕入れたものをアマゾンで販売される、と。
松尾:
はい、その一商流だけでやってます。
インタビュアー:
それだけで月商250万とか300万、すごいですね。
松尾:
いやー。
なぜ転売(せどり)を始めようと思ったのか?
インタビュアー:
じゃあさっそく質問なんですが、なぜ転売を始めようと思われたんですか?
松尾:
そうですね。まあ、会社以外の収入で言うと色々あるんですけど、私が印象的に思っているのは、せどりを始める2016年の1年くらい前に、あるテレビの番組を見てて、それがヤフオクを扱ってた番組だったんですね。
インタビュアー:
はい。
松尾:
ヤフオクでは1円で商品が買えるっていうのが結構衝撃的でした。それだと1円で買ってもっと高く売れば普通に利益出るじゃないかと思ったのが最初でした。それは後々から考えても、そういったせどりの即金性の良さっていうのはその時の直感と合ってたなあっていう感じはしましたけどね。
インタビュアー:
なるほど。それはあれですか?会社勤めされている時にテレビで見て、やってみようって思われたって感じですか?
松尾:
それはえっとせどりを本格的にやる1年ぐらい前でした。一旦、それをすごく覚えていて、それで会社を辞める間際に稼ぐ手段を探してたときに、せどりという手段を思い出したということです。会社員以外の新たな収入の手段として、せどりがいいんじゃないかって。そこで改めて思ったという経緯でした。
インタビュアー:
ああ、なるほどですね。ちなみに会社辞められる頃って、年齢的に失礼ですけど、何歳のときですか?
松尾:
49歳のときでした。
インタビュアー:
結構、勇気がいることですよね。
会社員って50歳に近くなるとピークを過ぎている
松尾:
どうなんでしょうね。まあ、ただね、会社員って49歳、もう50歳に近くなると、ある程度もうピーク過ぎてるんですよ。50代ってなると、昇進もなかったりとか、昇給もなかったりとか、そういう段階に入ってくるので、この辺が潮時だなあっていうのはありました。それで2016年の3月に辞めたんですけど、せどりを本格的に始めたのは2016年の1月なんです。
インタビュアー:
じゃあ始めてすぐやめた?
松尾:
そうです。2月にせどり塾に入って、そこでさっそくすごく売上と利益が上がったんですね。
インタビュアー:
始めたばかりで。
松尾:
はい。初月で20万ぐらい利益が出て。これはどう見てもうまくいくなと思って全然心配なかったです。結果的にその先もどんどん数字伸びていったので。
インタビュアー:
最初から中古でやられてたんですか?
松尾:
そうです。もう中古家電の塾でしたので。
インタビュアー:
なるほど、そういう塾がたまたまあって。じゃあもう辞める時もせどりでこれはいけるっていう確信があってやめられた、みたいな。
松尾:
そうですね、そんな感じですね。
会社はやめてよかった?
インタビュアー:
なるほどですね。ああ、それはすごいですね。実際、やっぱりやめてみてよかったなって思われますか?
松尾:
一回も後悔してないです。せどりされてる方って、やっぱり会社員に戻ったりとかいう方もたまにいらっしゃいますよね。
インタビュアー:
そうですね。
松尾:
なんですけど、わたしの場合は幸いそういうこともなくて、一回も後悔したことないです。そういった意味で。
失敗や苦労したことは?
インタビュアー:
せどり自体、その電脳せどりっていう、今、松尾さんがやられている手法を修得するときに、なんか難しいというか、苦しいことと、まあ、失敗とか苦労したこととかありますか?
松尾:
そうですね。私はもうヤフオクで仕入れてアマゾンで売るっていう、これだけやってるんですけど、仕入れがうまくいかなかったらなんでだろうみたいなのは考えて。日々改善をしながらやっていったので、あんまりその辺の失敗というか、苦労っていうのも、まあ次に活かしてきたから、そんなに実感としてない感じです。
インタビュアー:
なるほど、そうなんですね。ヤフオクで商品を仕入れてアマゾンで販売するっていうことですよね。
松尾:
はい。
インタビュアー:
すごいイメージなんですけど。新品ならなんとなく写真だけ見て買っても、なんとなくイメージ湧くんですけど、中古品を取り扱われるわけじゃないですか。ちょっとその怖いなって思うんです。そういうのってないんですか?
松尾:
そうですね。最初はその辺は無知だったので、やれてたっていう部分もあって。やればやるほど、やっぱり中古家電は例えば故障が多いとかね。返品に至るとかいうのはわかってきたので、その時々で手を打ちながら、せどりのやり方をアップデートしてるっていう感じでしょうか。
どんな商品ジャンルを扱っているのか?
インタビュアー:
ちなみにまあ、これ言える範囲で大丈夫なんですけど、中古家電を扱われているということですね。ジャンル的に色々あるじゃないですか。こういうジャンルが得意とか、こういうジャンルがいいよ、とかいうのがあれば教えてほしいです。
松尾:
わたしは、黒物家電・白物家電、全部やってて、多いのでいうとまあブルーレイレコーダーとかテレビとかあの辺のまあオーディオビジュアル系が多いですかね。でも、まあ何でもやります。ヤフオクに出品数が多いので、その辺が必然的に多くなるっていう感じです。
インタビュアー:
なるほど、ヤフオク上にその商品がたくさん出てるから自然的にそれが多くなってるっていう。すごいノウハウですね。
松尾:
どうなんでしょうね。
インタビュアー:
それでお店行かなくていいってことですね。
松尾:
そうですね。お店行かなくていいので。まあ、今住んでいるところも結構、あの久留米っていうところで。まあ、そんなに店舗とかもないんですけれども、まあそれでもやれてるのは、やっぱりネットで仕入れてるっていう形をとっているからだと思います。
インタビュアー:
なるほど、じゃあほとんど毎日ヤフオクを使ってずっと活動されているっていう。
松尾:
そうです。仕入れはもう毎日毎日やってます。
モチベーションを保つためには?
インタビュアー:
継続する時に、今日はモチベーション上がらないなとか、今日はあんまりやる気やる気ないなみたいな、そういう日があったりしないですか?
松尾:
ああ、そうですね。えっとね。最初の段階で言うと、私、せどりすごい面白かったんですよね。だからもう夢中でやってて。えっと仕入れたものがちゃんと売れていくので、やっぱり結果が出るとどんどん面白くなっていって、寝ないでやってたみたいなイメージですね。最初のうちは。
インタビュアー:
そっかそっか最初から利益20万とか。
松尾:
最初からどんどん数字出てきたので、でまあ今のモチベーションでいうと習慣にしているので、朝起きて歯磨きするみたいな感じで、仕入れも朝起きて、午前中には仕入れをしてみたいな感じでやっているので、特にそのあたりはなんというかやる気ないなあっていう前に、習慣としてやっちゃってるっていう部分ですかね。
インタビュアー:
なるほどなるほど。じゃあやる気とかいうよりは、もう日々の習慣化が大事だと。
松尾:
そうですね。まあ、なかなか最初からそれは難しいと思うんですけれども、ただ、まあ会社員自体も、やっぱりやる時間を決めてて。わたし、会社に出社する前に必ずマクドナルドに行ってたんですよ。朝5時からマクドナルドに行って。で、そこで一時間ぐらい仕入れをして。で会社に行くみたいな、そんな感じでやってたので。会社はちょっともう最後のあたりは全然頭を使わずにやってて会社の仕事よりせどりに集中してました。
インタビュアー:
ああ、そうなんですね。じゃあ。出社前に仕入れをされて、会社終わってはい。また、仕入れをされるみたいな。
松尾:
そうです。そうです。会社終わったらまたマクドナルドに行って。わたし、マクドナルドは週7回以上行ってましたね。
インタビュアー:
通ってるみたいな(笑)。
松尾:
そう一日2回は行ってました。
インタビュアー:
それでもうどんどん売り上げ上がっていって楽しくなってきた、と。
松尾:
そうですね。最初の半年ぐらいはずっと上がっていた感じですね。
すぐに”隠居生活”に突入した
インタビュアー:
じゃあもう会社辞められて、まあ、ご家族の方の事情で、会社を退職して福岡に戻られたっていう話だったと思うんですけど、戻ってくることで、なんか不安とか、あんまりない感じでしたか?
松尾:
そうですね。ちょっとその辺は込み入った事情があるんですけれども、もともと父親の介護のために会社を辞めたんですね。それが3月の末で辞めたんですけれども。父親がもうすぐ死んじゃったんですよ。実は4月の10日に死んじゃったので、逆にそういった親の介護に時間を投入するような体制をきちんと作ってたけど、あと半年ぐらいは長生きするかなと思ってたんですけど、早々に死んじゃったので。
松尾:
もうあとはもう自由時間だけが残ったみたいなそんな感じになって。せどりは短時間でできる体制を作って、あとは自由時間みたいな。まあ隠居生活って呼んでるんですけども、なんかそういうやつにすぐさまこう移ったみたいなイメージでしたね。
今の一日のスケジュール
インタビュアー:
今の一日のスケジュールについてお伺いしてもいいですか?
松尾:
そうですね。朝は6時くらいに起きて、午前中はせどりの仕入れをして、メルマガを書いて、それで一日が終わる感じですね。
インタビュアー:
せどりは一日何時間くらいやっているんですか?
松尾:
だいたい2~3時間くらいですかね。
インタビュアー:
ブログを書く時間はどれくらいですか?
松尾:
まあ、一時間くらいですかね。
インタビュアー:
合計で3、4時間くらいですか。
松尾:
そうですね。
インタビュアー:
それで月商が200万円ですか?
松尾:
そうですね、だいたい。
インタビュアー:
すごいですね。
松尾:
いや、まあ、積み上げてきた結果で、仕組みができているから回っているという感じですね。
誰でもやればできるもの?
インタビュアー:
それは誰でもやればできるものなんですか?
松尾:
そうですね。私の塾生は54名くらいで、累計では190名、もうすぐ200名くらいになります。やり方を練り上げてきたので、普通に数字が出る人が多い印象です。やりさえすれば、数字が伸びていく感じはありますね。私がやり方を公開して、個別指導もしているので、その通りにやってもらえれば結果が出せるようになっています。
インタビュアー:
やり方次第なんですね。
松尾:
はい。
インタビュアー:
みんな一日3時間くらいの活動で、月商100万円とか?
松尾:
まあ、最初からは無理ですけどね。私もこのレベルになるのに9ヶ月かかりました。
インタビュアー:
9ヶ月でいけるんですね。
松尾:
でも、そこまで順調に行く人は少ないですね。せどりをやっていくうちにそれが分かりました。
インタビュアー:
なるほど。
松尾:
みんなせどりは利益を取るだけだから簡単だと思っていましたが、8割、9割は辞めていきます。
インタビュアー:
そうなんですね。
「三つの自由」を手にしている
インタビュアー:
理想的な生活スタイルですね。
松尾:
そうですね。今は「三つの自由」と言って、お金の自由、気持ちの自由、時間の自由があります。特に気持ちの自由は大きいです。会社員の時は上司との人間関係が大変でしたが、そこから解放されているのが一番いいですね。
インタビュアー:
なるほど。三つの自由を手にしているんですね。
松尾:
そうですね。幸運なことに。
インタビュアー:
労働時間はどれくらいですか?
松尾:
せどりとメルマガを書く時間を合わせて、一日4時間くらいですね。
インタビュアー:
他の時間は何をされていますか?
松尾:
結構暇なので、本を読んだりネットフリックスを見たりしています。本は一年で300冊くらい読んでいます。メルマガのネタのためにインプットもしていますね。
インタビュアー:
本当に自由ですね。
松尾:
そうですね。今のところ組織にも属していないし、一人でやっているので気楽です。せどりが大きくなると会社を作って従業員を雇う方もいますが、私はあえてそうしていません。自分で全部決められる気楽さがあります。
インタビュアー:
一日3時間なら副業でもできそうですね。
松尾:
そうですね。最初のうちは集中してやらないといけませんが、やり方がわかって在庫を持てば、売上は維持できます。
将来の不安はありますか?
インタビュアー:
将来の不安はありますか?
松尾:
特にないですね。お金を稼ぐ力を持っているのが大きいと思います。貯金はいくらあっても無収入になるとすぐになくなりますが、稼ぐ力があれば復活できる自信があります。
インタビュアー:
それが一番大事かもしれないですね。
松尾:
そうですね。将来の不安の大きな部分はお金なので、その解決手段を持っているのは大きいと思います。
今後の展望
インタビュアー:
今後の展望を教えてください。
松尾:
今56歳で、自分の塾の運営に集中しています。せどりのプレイヤーでいることにこだわり、生の情報を塾生に教えています。60代くらいになったら、投資のウエイトを高めて、投資家としてやっていきたいと思っています。
インタビュアー:
投資家ですか。株とか?
松尾:
そうですね。株や仮想通貨、金、エンジェル投資、ソーシャルレンディングなどをやっています。余剰資金を投資に当てています。
インタビュアー:
それを本格的に?
松尾:
そうですね。収益をどんどん出せるようにしていきたいと思っています。
インタビュアー:
でも、収益をどんどん出せるようにしていきたいという考えは?
松尾:
そうですね。投資も結構面白いので、まあ割とやっぱりやり方をちゃんとすれば、普通に収益が上がってくるんですよ。
インタビュアー:
では?
松尾:
今、年利5%とかね、普通に出るんですよ。だから、だんだんそういうところにもシフトしていって。うん、まあ、副収入みたいな感じにもなれたらいいなと。そんな感じの将来像を持っています。
これからせどりを始める人へのアドバイス
インタビュアー:
なるほど。ありがとうございます。じゃあ、最後にですね。このチャンネルは、これからせどり転売を始めたいなという方だったり、今実際に活動されている方が、ご覧になっていらっしゃるんですけど、そういった方々に、松尾さんから一言アドバイスというか、一言あればお願いします。
松尾:
まあ、私は50代の方向けにせどりを教えていて、私の塾生も平均年齢49歳なんですよね。なので、お伝えしたいのは、せどりって結構若者のイメージがあるかもしれないですよね。30代ぐらいでこうどんどんテンポよく回って、体力勝負でどんどん仕入れていくみたいなスタイルが結構まあ主流でもあると思うんですけれども、そうでもなくて、50代からでも体力が落ちても、電脳に絞り込んで在宅でできるせどりのスタイルっていうのがあるんです。
なかなかやっぱり50代っていう会社員でも、まあ役職定年があったりとか、あるいは再雇用とかでどんどん収入って落ちていくんですけれども、そういったことを考えると、まあ、将来暗くなる部分もあると思うんですけれども、決して暗いことはないんです。やっぱり副収入で別の収入を持ってもらって、まあ明るい将来を持っていただければというふうに思っています。
インタビュアー:
今日はどうもありがとうございました。
松尾:
ありがとうございました。
※注記:出てくる数字などは2022年の取材当時のものです。